メタバース・NFT×観光文化事業活用イベントを開催しました。

2023年03月24日 メタバース・NFT×観光文化事業活用イベントを開催しました。

1 開催日時

   2023年1月27日(金) 15時~17時30分

2 開催場所  

   ハイブリッド(オンサイト/ZOOM 選択制)
   ※オンサイト会場:京都府庁旧議場

3 参加者 

   94名(オンサイト:39名 オンライン:55名 )

4 主 催  

   主催:(事務局:一般社団法人京都スマートシティ推進協議会/京都府文化学術研究都市推進課)
   共催:ITコンソーシアム京都

5 概 要

 「メタバース・NFT×観光文化事業活用」のイベントをハイブリッドで開催(オンサイト・Web同時開催)した。オンサイト会場には、国の重要文化財である京都府庁旧本館の旧議場を使用した。
 本イベントは、京都を中心にメタバース・NFTを活用に取り組むプレイヤーたちに業種・業界を超えて連携する機運醸成と、京都ビッグデータ活用プラットフォームを始めとする産官学で課題解決に取り組む企業・団体に向けてメタバース・NFT活用について知っていただく機会にしたいという趣旨のもと、IT、ものづくり企業をはじめ、観光関連、交通、金融など様々な企業から参加された他、行政からも文化・観光に関わる京都府職員を中心に市町村の職員の方々が参加された

(1)挨 拶
  京都府政策企画部 企画参事 吉岡 信吾 氏

(2)登壇企業 6社による発表

①株式会社 JPC「過去から未来!あらゆる建造物をCG・VR化!」

  • メタバース空間は、いつでもどこでもバーチャル上でコミュニケーションが図れることが良さである。
  • メタバース空間を作るにはデータが必要である。
  • 3Dスキャナとドローンを活用して京都にたくさんある寺社仏閣や文化財、観光地をメタバース空間にデータ化する取組みを行っている。
  • 【デモ】京都府旧議場を3Dスキャナとドローンを活用してデータ化して、メタバース空間にした映像を紹介。
  • 観光文化事業における役割として、旅前の下調べとしてメタバースを活用する取組みを考えている。
  • 【デモ】石垣しか残っていない亀岡市の丹波亀山城を調査してメタバース上に復元した映像を紹介。

②株式会社 DIO「新型のコミュニケーションツール 大阪万博を見据えた京都メタバース構想」

  • 【デモ】高野山別格本山持明院紹介のCG映像を紹介。
  • 3Dレーザースキャナ、フォトグラメトリ、AIによる高精細でデータが軽い3D画像を作成してメタバース空間にも活用できる。
  • 2025年の関西万博を見据えて、時間軸を基本とした京都のメタバースプロジェクト「京都1866」を開発している。
  • 実際の地形データを元に過去の空間を製作するため、防災シミュレーションの土台として活用できる。
  • 土台となるプラットフォーム開発にビッグデータが必要であるため、京都ビッグデータ活用プラットフォーム会員の協力があれば可能性が高まる。
  • 「京都1866」は京都の歴史を深めた状態で現地を訪れることが可能な旅前ツールとして活用できる。
  • 京都市内の有名観光スポットと歴史的接点がある京都府下のスポットへの観光ルートをつなぎ、府内の名産品がシムレースに購入できるECプラットフォーム開発につながる。

③株式会社アドインテ「旅前・旅中・旅後に活用できるデジタルデバイス、データ分析」

  • 精華町のバーチャルタレント精華ちゃんが、自販機限定のクーポンを発券したり、ライヴ配信ができるサイネージ自販機AIICOを学研都市に5か所程設置する。
  • AIビーコンによって半径180m以内の範囲で端末の滞在時間と距離をデータ化できる。
  • 旅前活用として、バーチャルキャラクターが、オンラインでメタバース空間の京都の町並みを案内する。
  • オンライン空間の京都を楽しみ、実際に行きたい場所を選んでから来訪する。海外ユーザーも参加しやすい。・
  • メタバース空間でしかできない誘客方法を用いてリアルな現地に来てもらい、AIビーコンを活用した他社サービスとの連携、収集した統計データを用いた旅前、旅中、旅後のコンテンツ提供や施策実施を一気通貫型で行いたい。

④日本オラクル 株式会社「メタバースを含むDX事業の社会実装を目指す取組」

  • 【デモ】日本オラクルのプロモーション映像を紹介。
  • ソーシャルデザイン推進本部を設立して新しい事業の種を作り、自治体や企業と事業の社会実装を目指して30弱ぐらいのプロジェクトを展開している。
  • 長崎県平和祈念館で、リアルなステージ上にフィルムを張って高齢者の被爆体験者が講話を行う映像を3D映像で投影する実証実験を行った等、事例発表を行った。
  • 観光客を含めた災害時の避難誘導としてタイミング、被害状況による柔軟なルート提示ができるサービスが必要である。
  • 京都でできることとして、市内中心部のちょっと大きなエリアでの混雑状況把握や時間体別の混雑予測ができる。リアルタイムデータ収集、シミュレーション、データ処理が強みになってくる。
  • 【デモ】防犯カメラによるリアルタイム物体解析時の映像を紹介。
  • 観光と防犯を一つにまとめた地域観光アプリで観光客、地域住民に活用してもらってスマートシティと住み良いまちづくりができればと考えている。

⑤株式会社 日立製作所「日立のブロックチェーン・NFT」

  •  NFT、DAO、Web3.0の活用に関しては、政府や自治体に事業戦略として取り組まれ、NFTを活用した地域創生の事例も出てきている。
  • B2Bサプライチェーン領域では、サプライチェーンの生産、管理の過程で、品質情報や環境情報をNFTの中にメタ情報として残していく
  • DID/SSIという認証統合技術による統合IDを使い、アクセス権限は個人が管理して、あらゆる企業と安全につながるようになる。
  • 対応事例として、ゼンリンと日立が長崎市で取り組んだ地域活性化の取組として観光型MaaSサービス基盤の実証実験を行った。
  • 京都府におけるブロックチェーン活用は、フェーズ1:B2BのブロックチェーンNFTを活用した文化財保護の活動、フェーズ2:B2BのNFT活用による観光MaaSに関わる企業を安全につなぐ。フェーズ3:Web3.0としてDAOによって産官学民が安全につながる社会を目指すことなどが考えられる。

⑥凸版印刷 株式会社「凸版印刷のデジタルコンテンツ分野への取組 すべてを突破するTOPPA!!!TOPPAN」

  • 【デモ】凸版印刷CM映像を紹介。
  • 旅前の取組として、ストリートミュージアム、VRの城郭ツアーで、ツアーガイドによるオンラインのバーチャル観光体験を提供している。
  • 広重美術館のミラバースミュージアムは、高精細のメタバースで作品の色、質感を忠実に再現して、学芸員による新しい作品鑑賞体験の提供を始めている。
  • 【デモ】VR城郭オンラインツアーMiraVerseミュージアム「広重美術館」映像を紹介。
  • ART WORLDは、アートに特化したメタバースとして、デジタルアートの空間を構築して、アプリをダウンロードして、ヘッドバンドディスプレイでアートを楽しむ空間づくりに取り組んでいる。
  • 【デモ】ART WORLDどんぐりず音楽LIVE実証 映像を紹介。
  • 旅中の取組として、平城宮跡歴史公園MR活用観光体験の他数例を紹介する。
  • 地域資源を資産活用するためにデジタル化して、文化財アーカイブ化する、アーカイブ化したデジタルコンテンツはウェブサイトや、もしくはメタバース空間で活用して、NFTを活用したデジテルコンテンツの商品化として収益化につなげていく。

(3)閉会の挨拶(今後の活動について)
京都府政策企画部 企画参事 吉岡 信吾 氏

 

6 イベントの様子

 イベントの導入として京都府政策企画部 吉岡企画参事より、京都・日本・世界のNFT・メタバースの活用事例の紹介やイベント概要説明が行われ、それに続いて本イベントのメインである登壇企業と京都府の観光、文化に携わっている職員によるメタバース・NFTを活用した文化観光旅行についてセッションが行われた。
 このセッションでは、 “旅前(タビマエ)”、“旅中(タビナカ)”、“旅後(タビアト)”に分類したユーザーの旅行体験について、登壇企業それぞれがこれまでの取組を踏まえて、メタバース・NFTを活用することによってどのような変化が起こるか、どのような価値が提供できるか等について発表された。その内容に対して、観光、文化事業について知見のある京都府のコメンテーターとの質疑が交わされた。

 

(左上:メタバース・NFTの活用によって変革していく旅行模様と各企業が関わる分野

 右上:左からJPC 浅野氏 明本氏、左下:DiO 赤川氏、右下:アドインテ 三橋氏)

 

(左上:日本Oracle 梅山氏、右上:日立製作所 梅田氏

 左下:凸版印刷 関田氏、右下:左から京都府 須田氏、茂篭氏、山本氏)

 

 セッション終了後には、再び吉岡企画参事より令和5年度の官民連携によるメタバース活用コミュニティ(仮称)を開設するという発表と、コミュニティへの参画の呼びかけが行われ、イベントは閉会した。
 イベント終了後の会場では、会場施錠時間までの間、多くのオンサイト参加者と登壇者による名刺の交換や取組への質問等が行われ、この分野における興味・関心の高さがうかがえた。

 

 

 

 

 

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