第1回感染症対策SCP_WGを開催しました

2021年11月17日 第1回感染症対策SCP_WGを開催しました

開催日時

2021年11月5日(金) 13時~15時

開催場所

キャンパスプラザ京都

参加者

39名

開催概要

【第1部:講演会】

 (1)感染症対策SCP_WGの概要について

    ・感染症対策SCPとは、完全な感染症対策を実施し、持続性のある陰性者集団や共同体・地域社会を生み出す計画・課程のこと

    ・趣旨としては、コロナ陰性者で経済を回すため、ワクチン接種・検査証明を活用する。

    ・感染症対策SCPを個人、企業、団体で促進し、社会全体に広げる。

 

 (2)基調講演「COVID-19感染症と今後の見通し~医学の視点から~」

      京都府立医科大学 学長 竹中 洋 氏

    ・就学前の子供が軽症のまま経過するかがポイント

    ・日本でもイギリスなどで認可された内服薬や抗体ワクチンが適宜拡大していくと考えている。

    ・課題としては、ワクチン接種不可の人達やワクチン不許可の子供達がウイルスにかかっていないことの証明

    ・現段階では、PCR検査が最有力

 

【第2部:パネルセッション】

 今回のテーマ:陰性者空間による社会活動の平常化

  <司会進行:(株)テクノプロ テクノプロ・R&D社 鈴木 雅之 氏>

 Ⅰ.WGからのドラフト提案

   (一社)防災減災技術開発機構 代表理事 勝田 芳史 氏

  1.「バブル陰性者空間がもたらすSCP・BCPの世界」

     ・時限的に作られる「バブル陰性者空間」から継続性をもった「スモールバブル」の構築を目指している。

     ・受入側は、目的に応じて受入基準を定め、厳密な受け入れチェックに努める。

 

  2.「スモールバブル体験」

     ・ワクチン接種やPCR検査・その他等でグループを分けてスモールバブル空間をつくることで、感染リスクが変わってくる。

     ・室内の場合、換気の問題や空調の問題も気を付ける必要がある。

 

 Ⅱ.有識者からのパネル講演

  1.「社会活動に向けたPCR検査の意義」

    豊橋技術科学大学 名誉教授(微生物生態学) 平石 明 氏

     ・社会検査の意義としては、非感染者または感染させにくい人で社会・経済を回すこと。

     ・非医薬的介入と検査は、社会・経済を回すために必須手段である。

  2.「BCPと労働者~法的観点から~」

    獨協大学 特任教授(法社会学) 嶋津 格 氏

     ・国によっては、政府による強硬な私人への介入を憲法は違反、法的な義務でないとする人もいる。

     ・職場でも、懲戒処分や病気等でマスクが着用できない人に出勤停止命令を出されたり、アレルギー体質でコロナワクチンを接種しなかったら懲戒解雇されたケースがある。

     ・労働基準法(就業規則)では、第九十条に、就業規則の作成又は変更については、労働組合や過半すを代表する者の意見を聴かなければならない。

 

Ⅲ.フリーディスカッション

  Q.ゾーニングについていいと思う。より効果が上がる方法について教えて欲しい。

  A.抗原検査を全員にさせるとよい。(勝田氏)

 

  Q.どの程度になれば、コロナは他の病気と同じで騒がれなくなるのか。

  A.来年では難しいと思うが、いずれは今の医学で騒がれなくなる。(竹中氏)

 

(文責:事務局)

 

<開催の様子>

<竹中氏 講演>                   <勝田氏 講演>

<平石氏 講演>             <嶋津氏 講演>             <フリーディスカッション>

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